日々のキロク#2【育児】台所育児と意識・無意識の世界
今日は娘と一緒に夕飯準備をしました。
もともとキッチンでの作業が好きな娘。そういえば、産後は台所育児やっていなかったな〜と思い、久しぶりに一緒に作業。
娘は豚キムチ用の玉ねぎの皮むきと、しめじを一つずつに裂く作業を担当。
今日は、玉ねぎの透明の薄い皮を見つけて、なにこれ?玉ねぎのなに?って興味深々。
で、剥いた玉ねぎを容器にいれて水をためて、しばらく観察。
何してるのー?と聞くと、「玉ねぎをお風呂に入れてあげてるの〜!」とのこと。
なるほど確かに、茶色の四角いプラ容器にプカプカ玉ねぎが浮かんでいる姿は、お風呂っぽく見える!
弟のベビーバスをみて着想したのかな。笑
玉ねぎを石鹸でよく洗ってあげてました。笑
続いて、しめじを裂く作業。久しぶりにやったけれど、以前よりスピードアップして、
あっという間に全部バラバラになっていました。
最後は、玉ねぎとしめじを一緒にお風呂に入れて、お皿洗いまでやってくれました。
もちろん、その間、私が「玉ねぎとしめじをちょうだい」って言っても、「だーめ!」と断られるので、なかなか料理は進まず(途中で諦めて別の玉ねぎを炒めました笑)、洗い物により床はびちゃびちゃになっていました。
大人がやると5分で終わる作業が、子どもとやると4.5倍かかりますよね。+濡れた床やカウンターの片付けとかで、もう、気持ち的には10倍くらい時間がかかる気がする・・
途中で食事を早く作ることは諦め、娘が集中して遊ぶ姿を眺めていました。笑
今日の出来事を振り返って、1年前も同じようなことして遊んでたなぁーとなんとなく思い出していると、実は同じようなことをしているようで、少しずつ変わっているんですよね。
そして、その変化が、モンテッソーリ教育でいう、無意識の世界から意識の世界への変化に伴うものなのかも!と思いました。
無意識の世界から意識の世界へとは、以下のような変化だと言われています。
『無意識的に吸収したものを意識にして整理する』=0〜3歳の子どもは、大人の真似をしながら、無意識的に外界の様々なできごとを吸収しています。
3歳ごろから、それまで無意識的に吸収してきたものを意識的に整理しようとします。
つまり、0〜3歳の間に無意識的に吸収したもの見た目、感触、匂い、味、動き、音などを、3歳〜6歳頃にかけて意識的に秩序に沿って整理し思考・行動するということです。
なお、これは3歳になったからといって突然、無意識から意識に変化するのではなく、0〜6歳の間にグラデーションのように無意識から意識へと移り変わっていくイメージです。
だから、子どもが幼いうちに、良質なもの、本物を見せよう!と言われるのですね。
我が子にこれを当てはめると
1年前(2歳)【無意識】→【無意識的に学んできたこと】→今日(3歳)【意識】
- 玉ねぎの皮をむくだけ→この玉ねぎの各部分には皮などの名前があることを知る→新たに見つけた透明の皮をみて、これが何という名前かを聞く
- 野菜と水を触るだけ→お風呂は四角い入れ物に水を張り何かを洗うところだと理解する→容器に水を張りお風呂にみたて玉ねぎを洗う
- スポンジで泡を出すだけ→泡のついたスポンジで皿を擦り、洗うものだと知る→スポンジで皿を洗う
こうみると、1年間で色んなことを無意識的に吸収し、意識的な遊び方に変化しつつあるなあと思いました。
無意識・意識の概念は、本を読むだけだとなかなか腑に落ちなかったけど、ここで記事を書きながらなんとなくストンと理解できました。
無意識で吸収できるうちに、色んなものを経験し、知ることで、意識的な世界で能動的に活動を見つけていくことにつながっていくのかなぁ。
台所育児は、様々な食材の見た目、感触、匂い、味に触れ、切る・洗うなどの動きも見て、体験できるので、無意識の世界の子どもが五感を使って吸収し、意識の世界の子どもがその経験を秩序だてて活動するのに、もってこいの場所だなぁと思います。
息子が産まれてなかなかゆっくり娘とキッチンに立てませんが、時間に余裕がかるときだけでも、娘と台所育児を楽しみたいです(^^)もちろん、少し大きくなったら息子とも!