ひまわりこの快適子育てnote

育児、ゆるいモンテッソーリ教育、小さな建売の収納、夫婦同時育休など、のんびり更新

モンテッソーリ教育ってなに?

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我が家ではモンテッソーリ教育の考えを取り入れた、環境づくりをしています。

 

と言っても、関連本やSNS等で情報収集して、無理のない範囲で、お家でゆるーく実践している感じです。

モンテッソーリ教育を取り入れることで、子どもは自立し、大人はとっても楽になる感じがします☺︎

モンテッソーリ教育とは?

一般的な教育では親や先生が、子どもに次はこれをやってみましょうとか、この本を読んでみましょうとか、ある程度提案することが多いです。

一方、モンテッソーリ教育では、子ども自身が興味関心のあるものを選び、活動し、自分の力にしていきます。

自分がやってみたいと思ったものを選び、とことんやり抜き、自らの力にしていくことで、

自己選択力や自己肯定感が育まれ、生きる力が身につきます。

 

モンテッソーリ教育は1907年にイタリア出身の女性医師、マリア・モンテッソーリによって生み出されました。

マリア・モンテッソーリは、子どもは環境を用意し、やり方さえ教えれば、すべてのことができるように生まれてきていると考え、子どもが自分でなんでもできるような環境を整えた、子どもの家をつくりました。

この家では、道具、机、椅子、トイレなどすべてのものが子どもサイズで作られており、子どもが自分でなんでもできる環境が用意されました。

この子どもの家がモンテッソーリ教育の始まりだと言われています。

 

キーワード

 続いてモンテッソーリ教育における重要なキーワードについて説明します。

モンテッソーリ教育で大切なキーワードは、敏感期、教具、環境です。

 

敏感期とは

敏感期とは、子どもが、何かに強く興味をもち、集中して同じことを繰り返す、ある限定された時期のことを指します。

 出典:藤崎達宏(2018)0〜3歳までの実践版モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」三笠書房(p.43)

 

0〜6歳の間に、運動の敏感期や言語や数の敏感期など、それぞれの能力を伸ばせる時期が訪れます。

この敏感期が到来すると、子どもは自ら学びたいエネルギーに溢れ、大人に言われなくとも能力を伸ばすための練習を行います。

例えば、1歳近くになる子どもが、歩けと言われなくても自分で歩き始めるように、

子どもは運動の敏感期が訪れると自らの体を動かすことを自然に自分で学び、練習し始めます。

実は、この敏感期に子ども自身が身につけたいと思っている能力を伸ばすことが、最も効率的にその力を伸ばすことができると考えられています。

私たちもやりたいと言う意欲がないのに無理やり勉強させられるよりも、自らやってみたい知りたいと言うエネルギーに溢れている時の方がいろいろなことが頭に入って来ますよね。

大人は子どもが今どんな敏感期にあるのかを観察し、それを伸ばすための環境設定する必要があります。

 

教具とは

教具は子どもの特定の力を伸ばすことを目的とした道具です。

普通のおもちゃと何が違うの?と思いますが、

おもちゃは子どもを楽しませる、喜ばせるための道具である一方、教具は子どもが自ら伸ばしたいと思った能力を鍛えることができる道具です。

例えば、運動の敏感期で指先を動かしたい子どもには、小さなボールを同じサイズの小さな穴に落とす、「ぽっとん落とし」などが有名です。

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手作りぽっとん落とし

子どもの興味に合わせて適切なタイミングで適切な教具を用意することで子どもの力を伸ばしていくことができます。

 

環境とは

モンテッソーリ教育は環境を通して子供の育ちをサポートします。

子どもにやりたい気持ちがあっても、それが叶う環境がないと、子どもはそのエネルギーを発揮することができず、不満足に終わってしまいます。

出典:モンテッソーリ教師あきえ(2021)「モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て」すばる舎(p.53-54)

 大人は子どもが今やりたいと思ったことが実践できる環境を用意する役割があります。

例えば、食事中にわざとお茶をこぼす姿を見かけた時、一見これはお茶をこぼすいたずらをしているように見えますが、実は子どもにとっては手首をひっくり返して中にあるお茶が流れるとどうなるのかを見たいと言う欲求に駆られています。

このような姿が見られたときに、大人はそれをいたずらだとして注意するのではなく、子どもがやりたいこと、今回だとコップを持つ、手首をひっくり返す、中にあるお茶を流す、と言う行動を叶えられるような環境を整えてあげる必要があります。

例えば、水浸しになって良い、お風呂の洗い場などでコップと水を準備してコップに入った水を流す活動を用意してあげると良いでしょう。

このように、環境整えることで、私たち大人は子どもの自ら学ぶ力を育てていくことができます。

 

教育と聞くと少し難しい印象があるかもしれませんが、モンテッソーリ教育は家にあるもので今すぐに始められるので、とても簡単に取り入れられると思います。

大人の役割は、子どもが今何をしたいのかをよく観察し、それができる環境を整えること。

子どもを楽しませよう、喜ばせよう、と考えなくても、子ども自らのやりたい気持ちを尊重すればよく、大人は黒子に徹します。

こんな考え方が好きで、我が家では、ゆるモンテを実践しています☺︎

↓この内容を動画で見られます。

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